このような歯科医院に通院していませんか?
① インプラントばかり勧める歯医者
② 歯を残す最大の努力をしないで抜く歯医者
③ 一部分だけ診て、そこしか治療しない歯医者
④ 歯周外科が出来ない歯医者
⑤ 歯科衛生士がいない、少ない歯医者
⑥ 咬み合わせを考えない歯医者
⑦ メインテナンスに力を入れていない歯医者
① インプラントばかり勧める歯医者
お口全体の診査をして、全体の健康を考えた治療をせず、ただ単に悪いところを抜歯してそこにインプラントを入れる医院を最近よくみかけます。インプラントは確かにとても良い治療の一つではありますが、単に一つの方法であり、ブリッジや義歯など他の方法と比較しての長所、短所をきちんと説明するべきと考えております。
とにかくすぐ抜歯⇒インプラントという医院は問題かと思います。
② 歯を残す最大の努力をしないで抜く歯医者
虫歯が深くなってしまっても歯を矯正で引っ張り出したり、外科で歯周を下げたり
して保存することが可能な場合があります。歯周病になっている歯でも ある程度で
あれば骨を再生することも可能です。根の先に病巣があっても場合によって根の治療の専門医にて治ることも多いのです。そのように一番大切な自分の歯を残すための最大の努力をまず考えるべきであり、それが無理な場合に抜歯を考えるべきであると思
います。
③ 一部分だけ診て、そこしか治療しない歯医者
口腔全体で機能している訳で小さい詰め物1つ~2つくらいならばまだしも、数本の冠がはいるならばきちんと咬み合わせ、顎関節、歯周組織などを診査した上での治療をするべきと考えます。対合する歯の位置がずれているままに作れば、ずれた形に合わせることになるわけです。
くいしばりがある方であれば夜間マウスピースなどで悪い力から保護することが必要なのです。昔よくあったような気になるところだけ治療して、「また悪くなったら来てください」では言葉の通り悪くなります。
④ 歯周外科が出来ない歯医者
歯を失う一番の理由は、歯周病です。
日本の歯科大学の教育は歯周治療のレベルは高くありません。ある程度の歯周病になっている場合、単に歯ブラシや歯石を取るだけでは治りません。場合によっては簡単な外科処置をして深い歯周ポケット内の歯石を取ったり、ポケットを浅くするための歯周外科が必要となります。さらに条件が整えば骨の再生療法も可能となっております。今ほとんどの歯科医院ではきちんとした歯周治療ができていないのが現状です。
⑤ 歯科衛生士がいない、少ない歯医者
東京都歯科医師会のデータでは歯科衛生士が1人もいない医院が約50%、1人しかいない医院が約25%。つまり0~1人が75%にもなります。歯科衛生士はプロとしてのアシスタントだけでなく予防からメインテナンスまで非常に重要な仕事をになっております。衛生士抜きではきちんとした歯周治療は出来ないといっても過言ではありません。当院は常勤の衛生士が6人おります。
⑥ 咬み合わせを考えない歯医者
咬み合わせはとても大切です。良くない歯の接触により、また夜間の歯ぎしりやくいしばりにより知覚過敏、歯の摩耗、詰め物の脱離、2次虫歯が生じやすくなりま
す。そして何といっても困るのはその悪い力が歯の根を破折させたり、骨が吸収する間接的な原因となったりと歯を失う原因となりうるわけです。そのようなことになら
ないようにきちんと診査・診断して対策するかどうかで長く良い状態が保てるわけで
す。
⑦ メインテナンスに力を入れていない歯医者
他院で色々な治療をしてあるのに悪くなって来院される患者さんが多くいます。聞くとその医院ではメインテナンスの話はあまりなかったとのこと。これでは当然悪く
なります。悪くなりうる原因をメインテナンスにより常になくしておくことが必要です。100%ブラシすることは不可能です。それを歯科衛生士がプロフェッショナルクリーニングしていきます。これは必ず必要です。また普通のブラシでは磨きにくい所は色々な補助ブラシを使ってもらいます。
そのように長く良い状態をキープする努力は必要と考えます。