以前放送された「NHKクローズアップ現代」において、
例「歯科用インプラントトラブル急増の理由」という内容が放送されました。初めにインプラントをして良かったという患者さんの話を出した後は、ずっとトラブルを前面に出したインプラントに否定的な内容でした。
マスコミ報道というものは、どうしても一方向に偏ってしまうのは仕方ないのかもしれませんが、しかし昨今トラブルが多いのも事実であります。
その理由は
①Drの勉強不足
②診査が不十分
③診断ミス
④Drの技量・経験不足
⑤フォローが不十分
などが主に考えられます。その結果インプラント手術が失敗し、場合によって神経麻痺、最悪の場合死亡事故も起きてしまうのです。
しかし、①~⑤のいずれもがきちんとしていれば、インプラント手術は全く心配のないものであり、今までの入れ歯やブリッジに対して比較にならないくらい快適であり、機能的なものであることは間違いないのです。
当院では、27年前から多くの経験があるだけではなく、セミナーでインストラクターを務める院長 羽兼を中心に全ての患者さんの症例検討を行っております。また、ほとんどのケースで手術をシュミレーションする、サージカルステントを入れた状態でCTを撮影し、術前の診査を十分に行っております。また当院は特別なケースを除いて、抜歯即時のインプラント手術やCTだけに頼った手術後即時義歯など、まだ少しリスクのある方法は今のところ行っておらず、基本的にオーソドックスな方法で行っております。
結果として当院では27年間、神経麻痺をはじめとする、いわゆる事故は1症例もありません。また最近、安さを売りにした広告も見うけられます。しかしその内容をみますとほとんど実績やデータのない会社のインプラントであったり、本来必要のない多くの本数を埋入したりと、結果として患者さんの負担する金額は多かったりしています。
上記のようなシュミレーションを含めた診査・診断をきちんと行い、そして信頼性の1番高いメーカーのインプラントを用いるとある程度の費用になってしまいます。インプラントに関しては、早い・安いを売りにするつもりはなく、その辺はごく平均的な数字と思います。手術はとにかく安全であるという事を第一に考えて行っております。